他の科目より時間はかけたのですが、教科書は難しく、レポートは的外れ、試験も散々でした。
まず、教科書は難しすぎて読んでもよく理解できなかったので、参考図書で学習を進めました。
レポートは、金子民雄著「西域 探検の世紀」岩波書店を読んで書きました。中央アジアをめぐる「グレート・ゲーム」と呼ばれる勢力拡張競争や「地理上の発見」、探検と政治について大変面白く書かれていたので、そちらのほうに目が行き、肝心の「政治的・軍事的背景の中で、まず地理学的な調査が行われ、やがて学術的な関心に変容する過程」をうまく書けなかったので、「課題、背景等うまくまとめてありますが、本来のねらい、観点が?。レポートの再提出は求めませんが、もう1度本来の観点を理解するようにしてください」というコメントでした。最も重要な観点が外れており、再提出を言われても仕方がない内容でした。評価はAが2つとBが6つでした。
科目試験の方は、サブテキストとそれに書かれている参考図書でまとめていきました。それぞれの設問ごとに、図書館で多数の本を調べましたが、最もよく使った参考図書は、「中央ユーラシア史」小松久雄編・山川出版社、「中央アジア史」竺沙雅章監修・間野英二編・角川書店、「西域とイスラーム」岩村忍編著・中公文庫などでした。
試験は、最初8月に受験申し込みをしていたのですが、当日になって仕事の関係で受けることが出来なくなり、再申請をして9月に受けました。結果は、最も出でほしくなかった問題の1つが出てしまい、ぎりぎり合格の60点でした。今年履修した中で最低点でした。最初の時に受験していれば、出題された問題が良くまとめていた所だったので、もっといい結果が出ていたかもしれません。まあ、とにかく合格したので、これでもラッキーだったのでしょうか。