本部で退職の辞令をいただきました。
希望退職なので、「願いにより職を免ずる」とありました。
主な部署に挨拶に回りました。
同期採用の者からは、「辞められる環境がうらやましい」といわれました。
同期採用者といっても、大卒だけで230名余りおり、
短大、高卒をあわせると500名を超えていたという大変な時代でした。
でも、仕事などで関連し交流のあったのは33年間で20名ほどだったかな。
また、同期同職種の電気技術職(6名)からも、
皆さん入学・就職浪人をしている関係で、
私より年が1,2歳上なので
「最後まで残る予定の者が、一番先に出て行った」とも言われました。
希望退職だからでしょうか、
感慨に浸ることもありませんでしたが、
最後に震災の時に過ごした部署を訪れた時は、
特に何も思い出せないのに、胸の痛くなるのを感じました。
いつでも連絡の取れるようにと、以前は休みの日の連絡先の事前報告や、
最近ではポケベル、そして携帯電話の携帯の義務付けなどがありましたが、
今日、晴れて携帯電話を返却しました。
これで、本日から、緊急で呼びだされることもなくなり、
24時間365日、肩に圧し掛かっていた重い重い重圧から、
開放されました。
職場を去る寂しさよりも、開放感のほうが大きいみたいです。
33年間通った神戸ももう余り訪れることは無いでしょう。
ひとつ残念だったのは、
神戸に就職する以前からずっと計画のあった
近鉄と阪神の相互乗り入れ(神戸三宮と近鉄奈良が一本で結ばれる)が、
結局2009年春開通ということで、
近鉄の最寄り駅から三宮まで直行で、
通勤がずいぶん楽になるという長年の夢は実現される前の退職となりました。